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余剰の時代 [活字中毒のトモ]


余剰の時代 (ベスト新書)

余剰の時代 (ベスト新書)

  • 作者: 副島隆彦
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: Kindle版


馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください」で藤森先生が
「無用者階級に甘んじたくないなら読むべき二冊」として薦めていたうちの 1 冊です。
副島先生の本を久しぶりに読みましたが・・・とても疲れました。

本書が出版されたのは 2015 年のようですが
人類は、ちょうどその百年前から余剰の段階に突入したそうです。
もはや人間自体が余剰そのもので、人間はもうすることがないとか。
何をやって生きていったらいいのか、
みんな(人類そのもの)が分からなくなったとのことです。
確かにそうかも。

しかし、ここまで読んでからが長かったです。
延々と思想家についての説明が続きます。
ヴォルテールも、ジャン・ジャック・ルソーも、ニーチェも
興味がない私としては、苦痛でしかありませんでした。
法事で念仏を聞いている気分でした。南無阿弥陀仏・・・。

あと「私は勇気をもって近未来を予測して当てる」って言ってますが
副島先生、外しまくってますからね。

夢を持たないし、持てないが、欲望だけはあるから
自然な欲望に対しては忠実であるべきだとなる
世の中は、みんなバラバラで最後は一人だけ、自分だけが生きていければいい、
という形にどんどんなりつつある、というのはその通りだと思いました。
副島先生が本書をお書きになられた頃は、コロナが蔓延していませんでしたが
そのように書かれているということは
もともとそういう傾向にあって、コロナがそれに拍車をかけたのですね。
あ未来予想、当たったわ。

あと「経営の才能(金儲けの才能)は生まれた時からの能力だ」
とキッパリ言い切ってくださっているのを読んで、
常日頃から自分は錬金術の才能がないと認識している私は「やっぱりな」と思いました。
何かを頑張ったからといって、才能が磨かれるわけはないですよね。道理で。

そして最後に、「生き延びる思想 10 カ条」が記されています。
備忘録として書いておきます。

生き延びる思想 10 カ条

1. 夢・希望で生きない
2. 自分を冷酷に見つめる
3. 自分のことは自分でする
4. 綺麗事を言わない
5. 国家に頼らない
6. ズルい世間に騙されない
7. ある程度臆病でいる
8. 世の中のウソを見抜く
9. 疑う力を身につける
10. いつまでもダラダラと生きない


余剰の時代 (ベスト新書)

余剰の時代 (ベスト新書)

  • 作者: 副島隆彦
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: Kindle版



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