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他人を引きずりおろすのに必死な人 [活字中毒のトモ]


他人を引きずりおろすのに必死な人 (SB新書)

他人を引きずりおろすのに必死な人 (SB新書)

  • 作者: 榎本 博明
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/09/06
  • メディア: 新書


できれば引きこもって暮らしたいので、対人関係はとても苦手です。
人を不快にさせるツボが、よく分かっていないので
気付くと「あれー、なんでこの人こんなに怒ってるんだろう?」
ってことが良くあります。
この本は、他人の怒りのツボを理解したいというよりは、
怒る方が理不尽だよという思いが強いときに購入したものです。

この本の著者は、心理学者の榎本 博明先生。
Amazon で検索してみると、先生の著書はたくさんあるようです。
有名な方なのですね。

この本には、一見仲が良いと思われる知人の中に
他人を引きずりおろして人生を台無しにする人が存在すると書いてあります。
攻撃性は、批判する人自身の中にある
ほんとうは幸せな人を攻撃する前に、自分が幸せになれるように動くべき
なのにそれができない人について、1 冊の本としてまとめられています。

人が他人の悪口を言うのは、自己評価を高めるためだそうです。
「自分の考えが妥当であり、自分は能力が高い」
と思っていたいがために、周りの人を貶めるそうです。
・・・なんか迷惑な話ですね。

甘えと恨みの根っこは同じ、という意見は新鮮でした。
甘えるのが好きだと、それが満たされない場合、恨みが生じると。
これも迷惑な話です。なんでそうなるんですかね?
甘えたいのが満たされなかったからって、相手を恨むって・・・
ものすごく面倒くさいです。

そして他人から引きずりおろされないようにするには
「できない人に親切にしないこと」なんだそうです。
できる人から親切にされると、優位に立って上からものを言われているようで
ムカつくんですって。分からないことが分かる方が、幸せと思わない人も
いるんですね。
同じ理由で「落ち込みやすい人に、励ましの声をかけてもいけない」そうです。
ですが声をかけなかったらかけなかったで
「あいつは冷たい」とか言われそうですけど。
ああ、面倒くさい。

こういう感情を「面倒だ」と思っていることが、
他人を怒らす原因であるようですね。だけどそんなことを言われても・・・。
甘えるのが好きな人と、他人の悪口ばかり言う人には
極力近づかないように気を付けることにします。



他人を引きずりおろすのに必死な人 (SB新書)

他人を引きずりおろすのに必死な人 (SB新書)

  • 作者: 榎本 博明
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/09/06
  • メディア: 新書



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