逆転出世する人の意外な法則 [活字中毒のトモ]
なぜこの本を読もうと思ったのか?もう忘れてしまいましたが
Kindle Unlimited からダウンロードして読みました。
著者は人事コンサルタントの平康 慶浩さんです。
よく確認してみると、本書が刊行されたのは 2016 年 6 月でした。
今から 8 年も前の本なので、少し現状とそぐわないところがあるかもしれません。
平康さんは人事コンサルタントとして
様々な企業の人事制度を設計されていらっしゃいますが
その際には企業の過去の評価履歴を確認されるそうです。
係長への出世競争で遅れていた人がその後挽回し、
部長に一番に昇進したような場合も多かったし
むしろ挽回した人の方が、より高みに上っている場合もあったとのこと。
新人段階での評価と、将来的な成功や出世とは関係しないそうです。
またキャリアを築き上げるときに大切にしたいスタンスとして
これから歩んでいく自分自身のキャリアがすべてスタッフレベルのものでよい、
と考えるのであれば、目の前の評価を気にしたほうが過ごしやすくなる
なぜなら、今の状態を維持し続けるためには、
今受けている評価をよくすることが必要だからと書いておられました。
そうではなく、出世したいのであれば、
目の前の評価はそれほど気にしなくてもよいとも。
また現職が自分に合っているかどうか、転職すべきかどうかを考える際には
「行動様式」「リスク」「未来の処遇」
という 3 つの基準で考えていくとよいとも書いてありました。
3つすべてが合わないのであれば 1 日も早く転職するべきだが
1 つだけ合わないくらいなら、
あとの 2 つのために今の場所で頑張る方がよいかもしれないそうです。
割と分かりやすい指針ですね。
転職とは遅咲きの一種だそうです。
成功させるには腰の低さが必要であると書かれていました。
確かにその通りですね。
上司の年齢が自分よりも若い時点で戸惑ってしまうようであれば
転職は向いていないと思います。
自分のケースに当てはめて考えてみましたが
現在全くうだつの上がらない私が遅咲きの人になれるかどうか
・・・たぶん無理だよな。というかそもそも私にはそこまで出世欲がありません。
まあ細々とでいいので、長く健康で勤めることができればと思っています。