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自分の頭で考えて動く部下の育て方 [活字中毒のトモ]


自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

  • 作者: 篠原信
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/11/25
  • メディア: Kindle版


本書が出版された頃(2016 年 11 月)気になった本ですが
Kindle Unlimited に入っていたのを見つけたので、読んでみました。
4 年前というと、後輩の教育に苦労していた頃です。
「あれやれ」「これやれ」と言わなくても自分の頭で考えて働く部下なんて
本当にいるのか?いるとしたら、それは本人の才能であって
育てるなんてことは不可能では?と思いながら読みました。

本書の著者は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構上級研究員の
篠原 信博士。
周りに人間は指示待ち人間ばかり。
自分の頭で考えて動く人なんて、ほんの一握りしかいないし
それは素質だよね・・・という知人の問いかけに、ふと周りを見渡すと
彼の周りには指示待ち人間などいないことに気づきます。
あれ・・・なんでだっけ、何か特別なことしたかな?
いやいや、そもそも自分自身がどちらかというと指示待ち人間だよなー
と謙遜しながら、部下の育て方を詳細に綴ったのが本書です。

読んでみると「何か特別なことしたかな?」どころではなく
篠原さんの指示は本当に細かい。
説明はあまりしないで、部下の仮説を面白がって、そこから話を広げたり
メールを毎回添削したり、商談の前にロールプレイングを行ったり
とにかく手取り足取り、まるで親鳥がひな鳥の面倒を見ているよう
・・・いやいや人間の親だったらもっと手抜きだよな、と思いながら読みました。
私の今までの上司で、こんな方はいなかったです。

私たちは他人にレッテルを貼りがちだが
人はレッテルを貼られると、その通りの「ペルソナ」を被ってしまい
本当に必要最低限のことしかしない怠け者になってしまうので
部下にレッテルを貼ってはいけない、というのは本当にその通りで
気を付けないと、私もよくやってしまいます。
何というか、レッテルを貼って、分かったつもりになってしまうというか
早く分かりたい(つもりなんだけど)から「あ、こういう人なんだ」
と思うこと自体、すでにレッテルを貼っているというか。
よくない癖だと反省しました。部下を育てるときには気を付けよう
・・・はたしてそんな日は来るのかしら。




自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

  • 作者: 篠原信
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/11/25
  • メディア: Kindle版



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せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? [活字中毒のトモ]


せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? -

せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? -

  • 作者: せやろがいおじさん
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: Kindle版


沖縄県で活動しているお笑いコンビ「リップサービス」でツッコミを担当している
えもやんこと江森 耕助さんの著書。
「えもやん」よりも「せやろがいおじさん」としての活動の方が有名な方ですね。
そんな彼の YouTube でのお知らせ↓を観て、本書を購入しました。



TBS の番組「グッとらっく!」の出演料を使って
YouTube での活動を続けていた江森さんでしたが、
今回「グッとらっく!」を降板されることになり、
脆弱な収入構造の改善とリーチする層の拡大をねらって
出版された書籍が本書だそうです。
確かに、YouTube を観る層と読書が趣味の層は違いますからね。
だけど私のように、YouTube で発売の宣伝を見て
書籍を購入した読者が多いのではと思っています。
あれ、リーチする層の拡大にはつながらない?いやいや
テレビで書籍の売り上げランキングに出てきていたので
確実にリーチする層の拡大に成功したと思います。

YouTube でも面白く視聴させていただいておりましたが
書籍で活字を読んでみると、江森さんて本当に優しい方なのだということが
よく伝わってきました。基本的に優しいし、色々な人の意見をきちんと聞く方です。
また話のたとえが上手ですね。
「言いたいことがあるのはわかるけれど、言葉が汚い」タイプのクソリプは
スルーしても良い、だって、A5 ランクの極上ステーキにうんこがついていたら
「よし、うんこだけ取り除いて食べよう」とは思わないでしょ?
という文章を読んだときは思わず「うまい!」と口に出してしまいました。
(ステーキなだけに?いやいや)

何かを発信するときは「ゴール」ではなく「スタート」と思うべき
というご意見にも共感しました。
このブログは、もうほとんど「読んだ本の備忘録」となっていますが
たまには思ったことを整理するためにも、きちんと文章を書いて発信するのは
悪くないかも、と思いました。
ただ夫と政治の話をすると、いつも必ず喧嘩になります。
もう政治については夫と話さない方が幸せだと思っているので、
あたりさわりのないことしか言わないようにしています。
自分の意見をきちんと伝えるにも、相手を選ぶよね・・・。
相手を選ばず的確な例えを使って分かりやすい発信を続ける江森さんは
すごい方だなと、本書を読んで改めて思った次第です。

江森さん、微々たる貢献だけど、本買って読んだからね。
頑張って活動を続けてください。



せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? -

せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか? -

  • 作者: せやろがいおじさん
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: Kindle版





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