あなたがあなたであるために [アスペルガー]
*読み応え 50点
*コストパフォーマンス 40点
Amazon.co.jp で、星5つだったから、買ってみましたが・・・。
う~ん、どうなんだろ?
AQ検査 で高得点をはじきだした、ほぼアスペルガー間違いなしと思われる私が感じたことですが・・・。良著とはお世辞にもいえない。
著者は、アスペルガー症候群の人を、
「あなたは“まちがい”でも“にせもの”でもないのです」
と励ましているけれど、そもそも“まちがい”とか“にせもの”って?
私、生まれてこのかた自分のことをそんな風に思ったことなんてないよ?
そりゃ、他人が苦手だし、他人への興味も薄いけど、私の存在って、傍から見たら“まちがい”と言われても仕方のないくらい、ひどいってこと??そりゃないよ~。
これを読んだら、異文化学習とかいって、
「よその国の文化を学び、お互いを理解しましょう」
なんていうスローガンがいかにまぬけなスローガンか良くわかった。
そもそも、
「理解します」
という姿勢自体が尊大で、傲慢なものだったのだ。
理解する、って何さ?
「わかった。あなたはこういう人なのね。うんうん、他人から変に見られるかもしれないけど、あなたはあなたなんだから、それでいいのよ」
って言われて「そうなんだぁ」と納得できるやつがどこにいる?
理解されたって、相手は何も変わっちゃいない。それどころか、自分のほうが高みに立って物事を見ることができるから、優越感を感じているようにすら思える。ものすごく失礼だ。
こんな本が、星5つにランクされてしまうのが、現状なんでしょうね。
人が「こういう性格なんだ」と感じていた症状を、勝手に脳の欠陥にしておいて、出版されるのは優越感満々のこんな本ばっかり・・・。
なんかの陰謀じゃないの?
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