年収150万から2億円へ! 成功する「投資力」の伸ばし方2013

年収150万から2億円へ! 成功する「投資力」の伸ばし方 2013

• 出版社/メーカー:
• 発売日: 2012/11/15
• メディア: Kindle版

「日本ファイナンシャルアカデミー」の代表、泉 正人さんの著書です。
私はこの本を Kindle でダウンロードして読みました。
ダウンロードするのにかかったコストは 100 円です。
Kindle 版が発売された頃は、さらに安く、0 円だったようです。
本書は 2006 年には単行本として刊行されていたようですが
この単行本は、単価が 1,500 円でした。
単価が高い方が、レビュアーのコメントが好意に溢れていると思うのは、気のせいでしょうか。

年収150万から2億円へ!成功する「投資力」の伸ばし方

• 作者: 泉 正人
• 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
• 発売日: 2006/09/26
• メディア: 単行本

こちらが単行本のリンクです。

さて、安くダウンロードできる Kindle 版のレビューを見ると
「中身がない」とか「たまたま成功しただけじゃん」みたいな
辛らつなコメントが多い本書ですが
お金について基礎の基礎がわかる、良い本だと思いました。
しかも著者のたどってきた人生は、
私を含め世の中のワーキングプアとかぶるところがたくさんあります。
お金のことがもう少し分かれば、私もこの人と同じようになれるかも・・・
と希望を抱かせてくれる本でした。

泉さんは本書で、ご自身のお若い頃の経験を語っていらっしゃいます。
高校を中退して、美容師見習いとして働いていたものの
才能に見切りをつけて仕事をやめてしまってから、さまざまな職を転々とします。
そんな彼の「お金の運動神経」を鍛えてくれたのは
見習いとして勤めていた美容院の店長と、その店に通っていた投資家でした。

投資家は、泉さんにお金との付き合い方を教えてくれます。
自分が懇意にしている銀行も紹介してくれます。
これを読んで、身近にいる人がきちんとした人であることが、いかに重要なことか
分かった気がしました。
本人の素質はもちろん大事ですが、それをつぶすような人と一緒にいたら
人はダメになってしまうと思いました。

投資力ではなく、人間力のほうに注目してしまった本ですが
投資本としてお勧めではないかというと、決してそんなことはなく
お金に働いてもらう、ということがどういうことか、分かりやすく書いてあるので
お金との付き合い方に悩んでいる人には良い本だと思います。
お金を生み出す人が、どのようなことを考えて、お金と付き合っているのかが分かる本です。
自分のお金とのスタンスの取り方とは、違う付き合い方でしたので、勉強になりました。
この本と、以前読んだ天野 統さんの「サヨナラ! 操作された「お金と民主主義」 なるほど! 「マネーの構造」がよーく分かった」で読んだことが、なんとなくつながりました。
お金が増える、というのは、「信用」というあるかないか良くわからないものを担保に
借金をしていくことのようです。
そして賢い人は、借金をするのにも、きちんと返せるアテがあるように
キャッシュフローを考えています。

・・・願わくば、こういう人を義父に持ちたかったです（涙）

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