田母神戦争大学

田母神戦争大学 心配しなくても中国と戦争にはなりません

• 作者: 田母神俊雄
• 出版社/メーカー: 産経新聞出版
• 発売日: 2014/05/09
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

タイムリーな話だと思いながら読みました。
この本の初版第 1 刷が 2014 年 5 月に出版されて、
私が 1 週間ほど前に手に入れたこの版が第 5 刷ですから、
1 カ月余りの間に 5 刷されていたことになります。
相当多くの方が、この本を読まれたのだと思います。

「心配しなくても中国と戦争にはなりません」
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、この文章でした。
こんなにきっぱりと「中国と戦争にならない」と言い切る根拠はどこにあるのだろう？
そこだけがきになって、本書を読みました。

田母神さんいわく、きちんと有事に備えて軍を鍛えたほうが
非暴力を唱えるよりも、平和維持に効果的だそうです。
なぜなら、軍事的に強い国に、わざわざちょっかいを出す国はあまりいないからだそうです。
軍を持たずに、弱腰でへらへらしているから、付け込まれる。
・・・ごもっともです。

また、諸外国との情報戦について、ご自身の見解を色々と述べておられて
参考になりました。
他にも、武器に無駄な機能をつけて、使いづらくしている話とか
少し前に話題になった防空識別圏の話とか
つい数年前まで軍人だった人の生の声を読んで、非常に興味深かったです。
一般的に新聞で報道されていることと、だいぶ見解が異なりました。
詳しくは本書をお読みください。
本書に書かれていることを、すべて鵜呑みにする必要はないのですが
なんというか、戦争に対する目安となる、良い本だと思います。
いざとなったら、自分が真っ先に戦争へ行かねばならない人の意見というのは
真剣みがあると思いました。

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