眠れぬ夜の過ごし方 [活字中毒のトモ]
先にコミックを読んで、良かったので原作も読んでみました。
だけどこれはコミックの方が良かったです。
暑さで眠れない熱帯夜、ジョージアは恋人のロブに電話をかけます。
付き合い始めて 10 ヶ月もたつのに、ロブはジョージアにキスすらしません。
本当に私のこと好きなの・・・?悩むジョージアに友人がアドバイスしました。
「彼をほんの少し刺激してみれば?」
そのアドバイスに従って、ジョージアは恋人と電話でセクシーな会話をしてみようと思ったのでした。
ところが、かけた電話は恋人のロブではなく、見知らぬ男性ケンにつながってしまいます。
ケンは最初びっくりするのですが、ジョージアの一生懸命な様子に、
間違い電話だと無下に断ることができません。
巻末を見ると、このお話は、2001 年 7 月にリリースされたようです。
お話の中で、ジョージアは新しい電話機を買ったことになっていますが
コミック版ではスマホを水没させて新しく買ったことになっています。
15 年のうちに、主流の通信手段が変わっているので、こうやって設定を変えないと
話に違和感が出るんですね。
また原作とコミック版の 2 つを読み比べてみたところ
コミック版はいらないお話がうまく削られていて、楽しむことができました。
通常、コミック版はページ数が足りないので、お話のつながりが悪かったり
最後が尻切れトンボで終わるパターンが多いのですが
このお話は、原作の最後の方がなくてもいい感じ
(特にジョージアの母の告白のあたりとか)だったので、
コミック版ではそのあたりが削られて、すっきりしていたのが良かったと思いました。
2016-11-19 17:49
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0