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アフタービットコイン [活字中毒のトモ]


アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

  • 作者: 中島 真志
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


こんな難しい本を読みだした頃、3 月の仕事の忙しい時期にかかり
読み終わるのがとても遅くなってしまいました。

著者の中島 真志さんは、長いこと日本銀行に勤務し
リサーチ関連の仕事を多く経験されたそうです。
その多くの経験や知識をもって、ビットコインを検証してみると
ビットコインについては「通貨の未来を変えるもの」として
非常に美しい側面ばかりが宣伝されがちだが、影の部分まで見てみると
謎が多く、決して未来は安泰とは言えない。
ただし、ビットコインがもたらしたブロックチェーンという技術は
次世代のコア技術になる可能性があり、うまくいけば
現在紙幣や貨幣での取引が主であるマネー経済が、
電子マネー主体の時代を迎えることになるかも、という内容です。

この本を読むまで、ビットコインに発行上限があることを知りませんでしたし
ブロックチェーンがどのような技術なのかも知らなかったので
それが分かりやすく書かれている本書は、読む価値があったと思います。
しかし、288 ページもある本を読了するのは、なかなかに大変でした。
これも、Kindle で読んだ方がいいですね。
欲を出して、読んだ後売ることを考えるから、苦労をする羽目になります。

デジタル通貨にすれば、プラスでもマイナスでも自由に金利をつけることが可能
という主張は、非常に恐ろしいと思いました。
銀行の人たちって、こういうこと考えているのですね。
銀行に預けても、お金が減り続けるのだったら
どうやって貯金をすればいいんでしょうか。
金に換えるとか?まさかね。
こういうことになってしまうと「お金を貯めて何かを買う」という前提が
完全に覆りますね。そうすると、家なんかはどうやって買えばいいんでしょうか。
住宅事情にも大きな変化が訪れる気がします。



アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

  • 作者: 中島 真志
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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