50歳からのごきげんひとり旅 [活字中毒のトモ]
沖縄タイムスに書評が書かれていて、面白そうだと思ったので読んでみました。
今年 50 歳になる身としては、タイトルに反応してしまったのと
ちょうど旅行の計画を立てていた時だったので、旅先で気軽に読めそうかなと思って。
著者は料理家の山脇 りこさん。ひとり旅の本なのですが、山脇さんご本人は
ご自身のことを
「ひとりで食事とか、ましてや飲みとか、あこがれるけれど行動は伴わない。
ひとりなら家に帰って食べよう、飲もう、と踵を返す根性なし、小心者」
であると評していらっしゃいます。
このあたりが本当に「分かる!」と思ったので、
本書のいたるところで共感しながら読みました。
そうは言っても、旅をするなら現地で美味しいものを食べたいよね
という気持ちも同じ、いや私以上に食にうるさい方(当たり前だ)なので
旅先で頑張って「一人でも入れそうなお店」を探して、
何件か紹介されていらっしゃいます。
その店のチョイスを読んで(特に沖縄のお店だと、知っているものも多く)
ああ、いいかも、ちょっと勇気を出して、一人で入ってみようかなと思いました。
まあ大抵は、デパ地下で美味しいものを買ってホテルで一人で食べる方に
いってしまうのでしょうけれど。
またこの本を読んだのは長崎へ向かう飛行機の中だったので
長崎ご出身の山脇さんお薦めの観光コースが大変役に立ちました。
天気が良かったので、水辺の森公園や長崎県美術館などへの徒歩の旅を楽しみました。
違ったのは、この度がひとり旅ではなく、夫とのふたり旅だったことです。
例えば夫が先に亡くなったら、私はひとり旅をするようになるだろうか。
旅は好きだけれど、ひとりでご飯がなぁ・・・と思っていたところ
この本に巡り合い、もしかしたらそのうち、ひとり旅もするようになるかもしれない
一人で外食をなかなかできない私でも、ひとりで旅に出てもいいのかもしれない
と思うことができました。
ビビりでもいいさーね、旅は楽しい!
2023-04-10 19:00
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