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自由さは人を自由にする [活字中毒のトモ]


自由さは人を自由にする  つれづれノート22 (角川文庫)

自由さは人を自由にする つれづれノート22 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 文庫


詩人の銀色 夏生さんがつづる日記も第 22 冊目です。
この本を読む直前まで、経済本を読んでいたので(こちらはまだ感想をアップしてませんが)
色々と考えずに文字だけを追うことができて、とても良い息抜きになりました。

銀色さん、最近はファンの方々とトーク&ライブなどしながら
穏やかに過ごされている様子。
2 人のお子さんたちは、親の背中を見てなのか、それぞれ自由に生きているようです。
上のお子さんがもう大きくなって、
夏生さんがでかけるときに下のお子さんの面倒を見てくれたり
母親の良い相談相手になってくれたりします。
ですが、就職先は「これは!」と思った企業がなかったようで
しばらくフリーターをする様子。自由ですね。
下のお子さんも、自由に過ごしているのですが
彼はまだ義務教育の途中なので、ちょっと問題というか
あまり学校に行きたくないようです。
自由な人はどうしても、管理される生活には適応できません。
そこを上手く乗り越えて、社会生活が送れるようになれるかどうかで
その後の人生も大きく変わると思います。
自由な人のまま義務教育を卒業してしまうと・・・大変ですよ(経験者は語る)
だけど、夏生さんという後ろ盾があるうちは、大丈夫かもしれません。いいなぁ。
「自由に生きていいよ」と言ってくれる親が、私にはいませんでした。
いたら、人生また違ったものになったでしょうね。

昔から夏生さんは「自由になりたかったら、そうできるように頑張ればいい」と言います。
頑張ったら自由になれるかしら・・・。
なんだか、才能のある人がない人に向かって「あなたもやればできる」
と言われているような気がして
私が自由になるための手段をあまり思いつかないのですが
なにかやれば、自由になれることってあるのかな・・・私でも。
最近つれづれノートを読むと、いつもこう思います。

300 ページ超えの本ですが、さくさくと読めます。
旅の友にいいと思います。





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コメント 2

yasu

銀色夏生さんの本は、『ミタカくんと私』という不思議な本を読んだことがあります。とてもゆるーい本で、暖かさと冷たさが混在した、不思議な本でした。
by yasu (2012-10-08 17:44) 

うしこ

>yasu さん

そのゆるさに、ファンは癒されているのでしょうね。
コアなファンがずっと継続していらっしゃるようですから。
by うしこ (2012-10-10 05:11) 

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