防災立国

防災立国--命を守る国づくり

• 作者: 三橋貴明
• 出版社/メーカー: 潮出版社
• 発売日: 2013/03/05
• メディア: 単行本

久しぶりに、三橋 貴明さんの本を読みました。

日本はとても災害の多い国なのだから、
国民が安全に暮らせるように、インフラをもっと整備するべきです
老朽化した道路や橋も、積極的にメンテナンスするべきです
そうすることで、インフラ産業が発達し、デフレからも脱却できます、というお話です。

日本は、世界でも有数な「国土の管理が難しい国」なのだそうです。
確かに・・・地震も台風も多いですからね。
そういう土地柄（？）を生かして、もう災害対策そのものを一大産業に発展させてしまえば
デフレからも脱却できるし、一石二鳥じゃん、と書いてあります。
むむむ・・・安倍首相も確かに「害に強い強靭な国づくり」を誓っていたみたいです。
（参考： AFP BB News の記事）
この政策が上手くいくかどうかを考える前に、まずはやってみるといいね、と
気楽に思える、極めてまっとうなご意見です。
これが上手くいけば、
大震災に遭ったからといって、消費税を上げようとしなくてもよさそうです。

国民を豊かにするには、お金を増やせばいいというわけではなく、
国民の労働に基づく所得を増やさなければいけない、という意見も、実に明快でした。
株や土地だけ値上がりしても、意味なしなんですね。そりゃそうだ。
一生懸命働いても、生活できないのでは、
国民も無気力になりますし、日本から出て行ってしまうかもしれません。

ここで、三橋さんのホームページへ行き、彼のプロフィール を読んでみると
2010 年の参議院選挙では、全国比例区立候補予定者として
自由民主党に公認されていらっしゃるそうです。もともと自民党寄りの方のようです。
政治家の方々とも、何らかのつながりをお持ちかもしれません。
そのうち、政治家になられるのでしょうね。
どのような政治家になるのか、ちょっと興味あるかも。

言っていることにブレがないので、落ち着いて読める本です。
政治初心者でも読めます。

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