花々 [活字中毒のトモ]
「カフーを待ちわびて」を読んだ時に
続きが気になって続編がないかと探したところ
ネット上のいくつかのブログなどで、このお話が続編として紹介されていました。
何も考えずに Amazon で購入して読んでみたのですが
読んでみると実際は続編ではなく、
「明青と幸の暮らしの傍でくり広げられていた、もう 1 つの感動ストーリー」
ということで、関連性はあるけれども別のお話でした。
ただしお話の中で、明青が島に帰ってきたことを主人公が知る場面があり
明青と幸のその後を想像できるようになっています。
このお話の主人公は、与那喜島のダイビングショップでアルバイトをする純子と
与那喜島出身で日本有数の都市開発企業に勤める成子です。
「カフーを待ちわびて」を読んだ方なら、
成子は明青の初恋の人としてお馴染みですね。
この 2 人がふとしたきっかけで出会い、友情を育んでいきます。
読みやすくて切ない、良いお話でした。
純子さんの人生が面白くないというつもりは全くありません。
大変な人生を必死で生きている純子さんの気持ちはとても伝わってきます。
だけどあえて本音を言うなら「カフーを待ちわびて」の続きを
もっとがっつり、しっかり読みたかったと思いました。
原田さん、本当の続編を書いてくれませんかね。
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