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魔女の宅急便 [活字中毒のトモ]


新装版 魔女の宅急便 (角川文庫)

新装版 魔女の宅急便 (角川文庫)

  • 作者: 角野 栄子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/06/20
  • メディア: 文庫


ずっと読みたいと思っていたのですが Amazon の「ほしい物リスト」に入りっぱなしでした。
何故、Amazon のショッピングカートに入れてしまったのか・・・
今となっては謎ですが、読んでみて面白かったのでした。

この本の作者が「わたしのママはしずかさん」の著者と同じと知った時
私は「なるほど」と思いました。しずかママとキキがかぶる人だったとは!
わたしのママはしずかさん」は、小学生の時に学校の図書館で読みました。
なんというか・・・しずかさんは面白いママでしたが、私の記憶的には
しずかさんは継母でした・・・どうやら違っていたようです。

それはいいとして、しずかさんを生み出した人が、キキをも生み出していたことを
私はこの歳になって初めて知りました。
妙に懐かしい気持ちで、魔女宅を読み始めたのですが
これがまた面白くて、あっという間に読んでしまいました。
「魔女の宅急便」は、児童向けの書籍だったのですね。
この本を読み切ってもまだ、数冊続きがあるようですが
どれも簡単に読めてしまいそうです。

魔女のコキリさんは人間と結婚して、キキが生まれましたが
キキは空を飛ぶことができます。
魔女が人間と結婚して生まれた子供は 10 歳になると
魔女になるか、人間として生きるか、選ぶことができると言いますが
そもそもそれを選ぶことができない、生粋の魔法使いって
どの程度いるのだろう?というのが気になりました。
もちろん、フィクションなので、あまりそういうことを考えてはいけないのですけれど
魔女は魔法使いと結婚しなければ、魔力がどんどん弱くなってしまうのね・・・
人間ってフィクションの中でも均一に近づいているんだ
なんだかうれしいような、悲しいような…いや悲しい方がぐっと大きい気がしました。
ハリー・ポッターみたいな魔法使いと結婚すれば、魔女の魔力は維持できるのかしら?
↑だーかーらー、そういうことまで考えたらお話が面白くなくなるってば!

このお話は映画で親しんだ方が多いと思いますが、原作も良いです。
原作を読むと、自分で解釈した「魔女の宅急便」の映画を作りたくなります。
ただ・・・出来上がったものを面白いと思ってもらえるかというと、それはまた別の話で
面白いかどうかは読者にかかっていて、おそらく私が書いたキキの本は売れないと思います。





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