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別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) [活字中毒のトモ]


別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 文庫


堂上さんと郁が結婚してからのお話です。ただし 2 人はお話の主役ではなく
本書内 5 つのストーリーの主役は、1 つが緒方副隊長、もう 1 つが堂上さんと小牧さん
残り 3 つが手塚と柴崎となっています。
けれど 2 人はすっかり夫婦として定着した様子で、
どのお話でも仲睦まじい姿を垣間見せてくれています。

またこの巻では、手塚がいい男になりましたね。
最初の「図書館戦争」の頃には、加減を知らないほど郁のことを悪く言っていた「若造」でしたが
いくつもの経験を経てようやく、一人の女性を大事にできる男になりました。
30 手前までいい男になれないってのもどうかと思いますが、
手塚らしいっちゃらしいとも言えます。

柴崎の方も、昔は聡明さを武器に、相手を容赦なく追い詰めていましたが
心を許せる良い友達や同僚と数年過ごしたからか、
手塚の直球のセリフを受け入れる余地ができています。
この 2 人が結婚するのには、お互いにこれだけの年月が必要
ということなんでしょうね。

図書館戦争シリーズを 6 冊すべて読み切ってしまいました。
あまりの喪失感に、しばらく他の本が読めないかも。
同じお話なら楽しいかもと思って、「図書館戦争 LOVE&WAR コミック」も読んでみたのですが
私としては原作の方が想像が広がる分、面白さの幅もあるので
コミックは原作に全然勝てない感じでした。
これはコミックの作者がどう、という問題ではなく、活字か画かの違いなので
コミックがお好きな方は、コミック版を読まれるといいと思います。


別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 文庫



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