貴婦人の条件 [活字中毒のトモ]
- 作者: ポーラ マーシャル
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
コミック「運命の逆転」を読んだところ、
こちらのお話のヒロインがちらりと登場していたので
読んでみたいと思いました。
しかし「運命の逆転」は Kindle 版やコミックが出ているのに
関連作品であるこのお話は、9 年前に文庫がリリースされたきり
コミックや Kindle 版が出ることはなかったようで、古本を探して読みました。
コミックや Kindle 版になる作品って、どういう基準で選んでいるのでしょうか。
デヴロー伯爵が亡くなり、遺言状が読み上げられるという日、
伯爵家には伯爵ゆかりの人々が集まって、もらえる財産の皮算用をしていました。
伯爵の養女カサンドラ（キャス）・モートンは、
伯爵亡き後どうやって暮らしていけばよいか考えていましたが
伯爵の娘から出てくる言葉は、キャスを厄介払いしたいという内容のものばかり。
そのとき、一人の男性が現れます。彼はジャック。
12 年前に伯爵に追い出された次男坊であり
誰もが死んだと思っていた人でした。
遺言状には
「ジャックが遺産を相続する場合は、3 ヶ月以内に結婚すること」
という条件が書かれていました。
ジャックをその条件をクリアすべく、
そこにいた女性の中で最も手っ取り早く結婚できそうなキャスにプロポーズします。
キャスは痩せすぎの少女（登場時の年齢は 19 歳）で、美人でもないです。
ですが読書好きで頭の回転が速いので、話し相手は彼女に魅了されるようです。
ジャックがキャスに結婚を申し込んだら「彼女を泣かせたら許さない」と言った男性が複数居ました。
もちろん、キャスはそれに気付いていませんでしたが。
美人でもない痩せっぽちが幸せになれるのは、ハーレクインならでは。
ジャックも、もともとはすぐに結婚できるならほとんど誰でも良かったようです。
でも色々なことがあって、キャスに惹かれていきます。
読了しましたが、私はキャスの魅力にそれほど惹かれませんでした。
この人単純に、とても好奇心旺盛な女性なのだと思いました。
だから夫の思いを無視して、消えた首飾りの行方を、納得いくまで探そうとしたのです。
本当に賢い人であれば、夫の嫌がりようを見れば、
途中でもっと色々なことに気づくのではないでしょうか。
このお話を読んでしまうと、今度はコミックになる前の「運命の逆転」で
キャスがどのような登場の仕方をしているのかが、気になるようになりました。
「運命の逆転」の文庫版を読んでみようと思います。
- 作者: ポーラ マーシャル
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
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突然すみません。
また、本記事とは関係のないコメントですみません。
間違っていたら申し訳ないのですが
ＦＩＤさんですか？
ユミちゃんのところから来ました。
覚えてるかな~
JL1SWJ
by わっぺ (2016-07-14 21:04)
＞わっぺさん
ご来訪ありがとうございます。
ですが残念ながら、私はＦＩＤさんではありません。
by うしこ (2016-07-16 15:28)
うしこさん、こんにちは。
そうでしたか。
どうも、失礼いたしました。
アマチュア無線の昔のコールサインで検索し
500円さんのところにたどり着き
そこにうしこさんがあったものですから。
35年位前に無線でよくお話しいただいたものでした。
その方がうしこさんと仰る方で
ＪＬ１FＩＤというコールサインだったんです。
すみませんでした。
by わっぺ (2016-07-16 18:24)
＞わっぺさん
ＦＩＤさんは無線仲間でいらしたのですね。
私は無線をやったことがないので、
コールサインというものになじみがありませんが、楽しそうですね。
正しいうしこさんと再会できるといいですね。
by うしこ (2016-07-17 09:07)