人望が集まる人の考え方 [活字中毒のトモ]
人望って理屈じゃないというか、何かをしていれば集まるものではないです。
これはもう、持って生まれた素質なのかしら
人望がない人というのは、一生人望がないまま?という疑問を持って
それを解決できそうな本を探したのですが
なかなか良い本はなくて、唯一目次を読んで面白そうだと思えたのがこの本でした。
ですが Amazon から届いて読んでみたところ・・・何かが違いました。
著者のレス・ギブリンさんは、アメリカの心理カウンセラーだそうです。
実は本書の刊行は 1956 年で、以来半世紀にわたり不朽の名作として
世界中でロングセラーとなっている本なのだそうです。
本書によりますと、よい人間関係とは
「自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、
相手が求めているものを与えること」なのだそうです。
与えっぱなしでも駄目だし、もらいっぱなしも良くないと。
あとは、相手を受け入れ、その人と一対一できちんと向き合うことが大事だそうです。
「お客様とはこういうもの」とか「男ってみんな同じ」とか考えていると
お客様の心はいつまでたってもつかめないし、縁遠いままだと。
確かにその通りかもしれません。人と付き合うには、その人だけのことを考えて
その人へのスペシャルを提供しないといけないということです。
確かにその通りかも。ですが周りを見てみると
「あなたは私にとってスペシャルである」というメッセージよりも
「こいつを何とか排除したい」とか「お前なんて大した人間じゃない」
というメッセージの、なんと多いことかと思います。
そういうメッセージを送ってくる人たちに、関心を持つ必要があると思いますか?
ここで「あるわけないだろ」と思ってしまうあたりが
私に人望がない理由であるというのが、なんとなく分かった一冊でした。
人望ってこういうことだというのだったら・・・なくても仕方ないかも。
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