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しょぼい起業で生きていく [活字中毒のトモ]


しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

  • 作者: えらいてんちょう
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2018/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「えらいてんちょう」こと矢内 東紀さんの著書です。
Kindle Unlimited でダウンロードして読みました。

えらいてんちょうさん(略して「えらてん」さんと呼ばれることが多いようです)は
大学在学中に「就職活動なんてやってられない」という理由で
あいまいに起業しちゃったそうです。
そもそも、毎日決まった時間に起きて、スーツを着て満員電車に乗って
会社に通うのが無理、とも思ったんだとか。

わかる。超わかる。

私も大学生のころ、就職がなかなか決まらなくて
こんなに内定が出ないなら、もう仕事なんてしなくてもいいってことでは
とか思っていましたし、
働き始めてからも、通勤電車大嫌いです。
今は沖縄にいるので、モノレールにさえ乗らなければ、通勤は快適です。
東京で働けと言われたら・・・無理だな、たぶん。
ですが起業というアイデアは浮かびませんでした。

えらてんさんの言う「しょぼい起業」は、初期費用をあまりかけずに
生活の中で自分のやれることや、日常やっていることを事業化する
例えば自分のご飯を作るついでに、大目に作る雰囲気で飲食店を経営するとか
ガレージに置きっぱなしのハイエースを、使っていない間だけ有料で貸し出すとか
そういう簡単なことでいいそうです。
店舗だって、自宅兼店舗で全然問題ないので、
とりあえず営業時間をきちんと決めて、毎日店を開ければいいのだと。
↑この「営業時間をきちんと決めて、毎日店を開ける」というのは
商売人として非常に重要だと思います。
不定休というのが商売として一番アカンやつというか、客の立場からすると
とても行きづらいのです。そりゃ店を開ける側も人間ですから
平常通りに開けられないことも、あるとは思いますが
店を営業する前提としては、きちんと営業時間を決めておいた方がいいです。
毎日開けろとは言わないけど、不定休じゃなくて、定休日を作ってほしい。

とりあえず店を開けておくと「草むしりしてくれ」とか「洗濯機処分してくれ」
みたいなよく分からない依頼が入ってくるというのは、
えらてんさんの人柄かもしれませんね。
そうか、起業って愛想のいい人の方が向いてるんだ。
商売なんだから、当たり前か。
愛想よく店を開けていると、色々な人が集まってきて
その人たちの欲しいものを無料であげたり、ネット環境や寝る場所を提供したり
会合の場所を提供したりしていると、そのうちに
「ああ、それくらいのことなら俺がやるよ」という協力者が現れるのだそうです。
人間ってやっぱり、何かしてもらったら、それを返そうという習性があるんですかね。
もらいっぱなしではいけない、みたいな。

第 6 章は「しょぼい起業」の実例集になっていて
えらてんさんに共感して「しょぼい喫茶店」をオープンさせたえもてんさんの話とか
pha さんや借金玉さんとの対談が掲載されています。
pha さんとの対談の中で、子どもをパチンコ台になぞらえているところを読んで
通勤バスの中で爆笑しそうになりました。
お金入れても玉出てこない・・・うますぎるわ。

おもしろい本だったので、調子に乗って
えらてんさんの他の著書も購入してしまいました。
Kindle Unlimited で読めるのは、今のところ本書だけなので。
いい広告だと思います。



しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

  • 作者: えらいてんちょう
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2018/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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