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最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか [活字中毒のトモ]


最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

  • 作者: 河本 薫
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2017/11/24
  • メディア: 単行本


大阪ガスの社内データ分析専門組織である
「ビジネスアナリシスセンター」の所長、河本 薫さんの著書です。
Kindle Unlimited でダウンロードして読みました。

「なぜ大阪ガスは成功したのか」というサブタイトルがついていますが
私はこの本を読むまで、
大阪ガスにデータアナリシスの専門部署があることを知りませんでした。
本書が発行されたのが 2017 年で、そのときに「もう 18 年やっている」
とのことだったので、今年で丸 20 年、データ分析の第一人者として
活躍していらっしゃるようです。データ分析がそんなに昔から
職として存在していたとは意外。そしてそれが大阪ガスにあることも意外です。
大阪ガスは、この部署をどのように活用しようと考えて発足させたのか
興味があります。河本さんも「長い間現場に相手にされなかった」
と書いていらっしゃいますが、そりゃそうだと思いました。
はたから見たら、何をしている部署なのか、
自分の部署にとってどんなメリットをもたらしてくれるのか
分かりにくいですもの。
本書を読了してもまだ、この部署が具体的にどのような仕事をしているのか
イマイチ理解できていません。
具体例をいくつかご紹介いただけると、もっと分かりやすかったかも
と思いましたが、あまり出してはいけないのですかね、具体例。

そう思って Web で探してみたところ、ちょっと古いですけれど
プレジデントオンラインの記事 を見つけました。
緊急車両の配置場所を決定するのに、カーナビで集めた走行データの統計を使った例が
紹介されていました。そうそう、こんな感じの実例を、たくさん見たかったのです。

本書にも登場した、河村 真一さんが書かれた
本物のデータ分析力が身に付く本」には、
彼が主催しているワークショップの様子が描かれているようなので
こちらを読んでみるのもいいかもしれません。
これも Kindle Unlimited で読めるようにならないかしら。



最強のデータ分析組織

最強のデータ分析組織

  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2017/11/24
  • メディア: Kindle版






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遺言。 [活字中毒のトモ]


遺言。(新潮新書)

遺言。(新潮新書)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: Kindle版


書店で見かけて、購入しました。
帯に「アタマを信用するな。カラダに訊け!」と書いてあって
どんなことが書いてあるのかしら・・・と思って。

養老先生が、奥様と奥様のご友人と一緒に船旅に出ている間に、
暇に任せて書いた「遺言 1.0」だそうです。
「遺言」と言ってはいますが、この言葉に特に重きが置かれているわけではなさそうで
「意味のないものにはどういう意味があるか」とか
「乱暴なものいいはなぜ増えるのか」などなど
養老先生が思っていらっしゃることが書きなぐられている本です。

「誰が見ても客観的な事実」なんてあるか、見ている奴らは全員
主観的に物事を見ているに決まっているじゃないか、とか
意識に科学的定義がないのは、それを構成する要素が多いから
きちんと整理されていないだけ、とか
私が考え始めると無限ループにはまりそうなことがたくさん書いてあります。
養老先生って、普段からこういうことを考えて、楽しんでいらっしゃるのですね。

耳鳴りが治らない私としましては、身体の不調をえんえんと訴える人について
「感覚が欠如しているんじゃないか」とばっさり切り捨てているのが
印象に残りました。
目も耳も触感も、じつは外界を把握するために存在している。
それを無視して自分の体に関することだけに集中しているのはおかしい、
のだそうです。
身体の声を聴こうとしてきた私としては、まったく正反対の意見で
こういう意見を聞くのも、新鮮で良いことだと思いました。
外の世界にもっと意識を向ければ、耳鳴りは治まるかも?
ちょっと意識してやってみたいと思います。



遺言。(新潮新書)

遺言。(新潮新書)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: Kindle版



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Chess Fairy Tales [へなちょこチェス]


Chess Fairy Tales

Chess Fairy Tales

  • 作者: Azat Kadyrov
  • 出版社/メーカー: Independently published
  • 発売日: 2017/03/21
  • メディア: ペーパーバック


チェス・プレイヤーとしては最弱王を狙える私でも
子供向けの本なら理解できるかもしれないと思って購入したのがこちら。
1/23/2019 現在は、Kindle Unlimited でダウンロードできるようです。
私が購入したときは、226 円だったので、早まったかも。

読んでみると、なんのことはない、チェスがどこかにちらっと登場するおとぎ話が
全部で 16 話、集まった本です。英語なのですが、とても小さい子向けのようで
私も問題なく読了できました。
読了できたはいいものの、それでチェスが強くなるかというと
そんなことは、全くなく、単純にチェスがちょっと出てくるお話を
英語で読んだなあ、というだけでした。
それぞれのお話につながりはほとんどなく、
ただ争いを解決するのに、よくチェスが使われていました。

最初のお話 "A Pawn and a Puppy" で、巨大なアリのもとから
犬を連れて逃げかえったポーンのルルが
チェスに目覚めて強くなっていくお話だと良かったのに。
・・・そう思ったんなら、自分で書けよ、って話もありますね。

たぶん中学生でも読める程度の英語なので
英語初心者にお勧めですが
内容がチェスのおとぎ話なので、読み手を選ぶと思います。



Chess Fairy Tales

Chess Fairy Tales

  • 作者: Azat Kadyrov
  • 出版社/メーカー: Independently published
  • 発売日: 2017/03/21
  • メディア: ペーパーバック



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MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣 [活字中毒のトモ]


MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2017/07/13
  • メディア: Kindle版


元楽天社員の シバタナオキ さんの著書。
この肩書、他人に書かれるとあまりうれしくない気がするんですが、大丈夫か?

Kindle Unlimited でダウンロードして読みました。
正直、あまり良く分からなかった。
こんなの、実は自分でやればできるのではないかと
思ってしまえるところあたりが、微妙。
ですがシバタさんは、上司の朝礼のネタづくりを
1 冊の本にして儲けてしまうところあたりが、
商売人として成功されていらっしゃる所以だと思います。
普通はそんな・・・このネタで本を作ることはないんじゃないかと。

自分で会社の決算書を読んだら、たぶん同じようなレビューが書けると思いました。
問題は、私に決算書を読む興味がないところですが。
私も株を持っていますし、決算書もいただきますけれど
あまり熱心に読もうと思ったことがありません。

あとは、なじみの薄い横文字が多すぎます。
ARPU とか 意味分からないです。
average revenue per user であると、最初に定義づけを行ってくれた方が
有難かったかも。
そして、もっとわかりやすく、何回もくどいほど出してくれると
頭に入ってくると思います。


結局、本を読んで面白いと思うかどうかは
もっと万人向けに降りてきた方が良かったんじゃない・・・?
と思う 1 冊でした。
読み切るのに、かなり長いことかかった 1 冊です。
他人にお勧めはしません。


MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

  • 作者: シバタナオキ
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2017/07/13
  • メディア: 単行本



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発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術 [アスペルガー]


発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: Kindle版


以前書店で立ち読みしましたが、目新しい内容はなかったので、購入しませんでした。
ですが今回、Kindle Unlimited に出ていたので、ダウンロードして読んでみたところ
面白かったというか、色々共感しながら読みました。
でも多分、普通の人が読むと全然「すごい仕事術」ではないです。
むしろ「コイツ、バカじゃねえの?」と思うかも。

著者の借金玉さんは、ADHD(診断済)で
コンサータという薬で症状を緩和しながら、営業マンとして働いていらっしゃいます。
彼のブログ を読むと、最近は執筆業も順調なようです。
そんな彼が、ご自身の経験を詳細に語ったのが本書で
発達障害を持つ人たちがこの本を読むと、共感すること間違いなしの内容となっています。
私は発達障害の診断を受けていませんが
たぶんかろうじて普通の人の枠に引っかかっているだけなので
本書を最初から最後まで「そうそう」と思いながら読みました。
そんな私の通勤かばんはこちら。

my bag2.png

LANDS' END のトートバッグです。
内と外にポケットがたくさんあって、とても便利です。
直立するし、比較的リーズナブルなので、会社で地べたに放置しても
全然大丈夫です。
マグカップと比較すると、かばんがいかに大きいか分かると思って
マグカップ置いてみたんですけれど、どうでしょうか。
めっちゃ重たいです。
測ってみたら、弁当なしで 3.5 キロありました。
でも、このかばんの中身はすべて必要なもので、
毎日「すべて使う機会があるもの」と思って会社に持って行っています。
また鍵や社員証、IC カードなどは、借金玉さんが言うところの「神隠し」に遭うので
紐をつけて持ち手に固定し、すぐに取り出せるようにしています。
人の顔も、家族以外はほとんど認識できません。
ほぼ毎日会っている同僚でさえ、社外で会ったら認識できる自信がないです。
机の上には本や書類がいっぱいで、数日前に使ったものは
もうどの層にあるのかわからないし
PC を置くために、とりあえず机の上にあったものすべてを
段ボールにつっこんで、そのままになっているものが数箱存在します。
ただただ眠りたい日も定期的にあります。
・・・まてよ、私、コンサータ飲んだ方がよくない?
でもとりあえず、診断を受けていないので、数々のテクニックを使って
「普通の人」として生きています。

発達障害を持つ人にただの事務職は向いていない、というのも痛いほどわかっています。
だけど「数字だけ出せば文句を言われないから、営業は実は向いている」
と言うほど割り切って、営業職になれませんでした。
だって物を売るのって、とてもエネルギーがいるのですもの。
お金を稼ぐスキルも、それほどありませんし。

人間関係の「見えない通貨」の章についても、本当にその通りと思って読みました。
私が 45 年かけて、頭の中にいろいろなパターンをインプットして
機械的に実践してきたことが、本書には文字で書かれています。
こういうマニュアル、もっと早くに手に取ることができていれば
少しは苦労が少なくなったかもね?
また私は会社経営者という立場を経験していないので
経営者という立場に立つと、儲かるかどうかがバロメーターになるので
人間関係のスキルがなくても、設けてさえいれば排除されることはない
という意見について、こんな世界があるのかと、興味深く読ませていただきましたが
経営者になるには、ものすごいエネルギーが必要と思われるのと
お金を稼ぐスキルが壊滅的に低いので、今後も経営者の立場を経験できないでしょう。
つまり、借金玉さんは発達障害を持つ人たちの中では
かなり高いスキルをお持ちなのだと思います。発達障害の人すべてが
彼のように、営業としてやっていけるかと言われると・・・それはない。
自分の書いたものでお金を稼げるとも思えない。
ですがみんな、何とかして生きていかなくてはいけないので、
自分のスキルをよく理解して、できることをやっていかなくてはいけないと思いました。



発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

  • 作者: 借金玉
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 単行本



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会計天国 [活字中毒のトモ]


会計天国 (PHP文庫)

会計天国 (PHP文庫)

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/09/02
  • メディア: Kindle版


Kindle Unlimited でダウンロードして読みました。
管理会計の入門書です。
こう書くと、堅苦しい本のように見えますが、そうではなく
ストーリーがあって気楽に読むことができます。

このお話の主人公である北条は、経営コンサルタントでしたが
娘の結婚式が 1 カ月後に迫ったある日、運転を誤って事故死してしまいます。
天国から天使 K が北条を迎えに来ましたが、どうしても娘の結婚式に出たい北条
K が差し出したくじ引きの箱から「現世への復活チャンス券」を引き当て
5 つの課題をクリアして、現世へ戻ろうとします。
その 5 つの課題とは・・・北条が現世で何がしか関りをもった人物に
会計コンサルティングをすることによって、彼らを幸せに導くことでした。

「何がしか関りを持った人物」は、深いお付き合いをしていた友人とかではなく
娘が小学生のころ好きだったアイドル
(北条はサインをもらってやるとウソをついた)や
北条が昔入れ込んだホステスをモデルにしてフィギュアを作り、
大もうけした会社の経営者や
北条の妻が生前好きだったコロッケを販売している会社の経営者の娘など
「ほぼ他人に近い」人たちばかりです。
この人たちを、北条は本当に幸せにできるのか?

お話自体はとても面白くて、最後まで飽きずに読むことができましたが
残念ながら、肝心の管理会計が、まったく頭に入ってきませんでした。
粉飾決済のからくりとか、価格競争のジレンマとか
内容的には、本当に面白いと思ったのです。
でも、会計の話になると、途端に読んだ記憶があいまいで
決算書を作ると、どうして社内の現状が正確に把握できるのか
今後の方向性を導き出せるのか、さっぱり分かりませんでした。
私はとことん、数字に弱い人間のようです。
経営者には不向きですね、きっと。
大きなお金を扱うのも、向いていないと思います。
とはいえ、会計学、知っていると色々な場面で役に立つと思います。
また、この本を書かれた 2 名の「会計に強い方々」は他にも
相続仮面」や「給料戦争」などの本を
リリースされていらっしゃるようです。
それらを読んだら、少しは会計が頭に入ってくるようになるかしら。
Kindle Unlimited に登場したら、読んでみようかな。



会計天国 (PHP文庫)

会計天国 (PHP文庫)

  • 作者: 青木 寿幸
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/09/17
  • メディア: 文庫




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ベッセルホテル カンパーナ沖縄 [沖縄]

北谷には、夜に行きたい飲食店がたくさんありますが
北谷で飲んでしまうと代行代がかなりかかるので、躊躇していました。
代行を気にせず飲みたかったので、北谷のホテルに泊まりたいと
前から夫と話していて、今回 こちら に宿泊することにしました。

DSC_0219.jpg

DSC_0220.jpg

ロビーの様子。
ロビーに歯ブラシや化粧品、子供用パジャマなどが置いてあって
足りない分を取ってよいことになっていました。
(この画像だとちょっと分かりづらいですが、左端の棚がそれ)
あくまでも「足りない分」なので、部屋にはちゃんと
アメニティは用意されています。
私たちは、化粧品のみをここで取りました。
子供向けのパジャマも用意されているので、家族旅行にお勧めです。
ロビーの映像を見たところ、子供向けの小さな便座や
哺乳瓶の消毒セットなども貸してくれるようです。

ロビーからコンビニ(ローソン)へ直接行くことができます。
便利だと思いました。

DSC_0222.jpg

お部屋はこんな感じ。
今回宿泊したのは、2016 年 11 月に開業した別館の方です。
さっぱりと、きれいなお部屋でした。
今回は 3 名で宿泊でしたが、歯ブラシやコップが 4 色用意されていて
みんな違う色を選べるのが良いと思いました。
たくさんの人が一緒に宿泊する想定で作られているようです。
ベッドは割と硬めで、私は好きでした。寝心地が良かったです。

DSC_0237.jpg

窓から見える景色。
天気が良いと、海がきれいです。

面白いなと思ったのが、提供されるのが朝食のみで
ホテル内に夕食を出すレストランが一切ないところです。
朝食は普通に美味しかったですし、結婚式もできるようなので
調理設備がないわけではないはずですが、夕食は出てこない。
徹底して無駄を省いている印象です。
それでも、北谷にはたくさんの飲食店があるので、全然困らないです。
だからこんなホテルが営業可能なんでしょうね。

本館・別館それぞれに、展望浴場がありまして
宿泊客は無料で利用できます。
大きなお風呂でくつろげて、快適でした。
脱衣場には、有馬温泉提供の「温泉利用ガイド」映像が流れていて
4 か国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で温泉の利用方法をガイドしていました。
温泉につかる前にはかけ湯をしろ、とか、床で寝るな、とか
温泉の神様が外国人に、お風呂の使い方を丁寧に説明する映像でした。
外国からのお客様が多いことがうかがえます。



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月の裏に望む [活字中毒のトモ]


月の裏に望む

月の裏に望む

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2018/10/01
  • メディア: Kindle版


こちらも飛行機の中で読みました。
旅行中はやはり、実用書より小説を読みたくなります。
Kindle Unlimited からダウンロードできる小説で、
Amazon のカスタマーレビューが星 5 つだったので、ダウンロードしてみました。

下記の 5 つの短編小説(エピローグも含めると 6 つ)で構成されています。

第一章~霊感自慢をする女~
第二章~kasumi~
第三章~桜の散る頃に~
第四章~闇の森に住む男~
第五章~深く、まだ深く~
エピローグ~瞳~

短編小説ですが、オムニバスになっていて
第一章の主人公であるワタベ ショウと、彼の周りにいる人たちには
幽霊が見えたり、他人の恋愛事情を霞を視て判断できたり
不思議な能力を持つ人がちらほらいるのですが
どうやらすごいのは、そのような特殊な能力を持つ人ではなくて
そうでない人たちのほうで、彼らは特殊な能力を持って
生きづらい人たちの心をほぐし、
ちゃんと自分の足で立てるように手助けをしてくれます。
特に好きなのは、ショウの彼女のアケミさんで
とても美人でこんな変な彼氏、相手にする必要ない人なのに
ショウの悩みを一瞬で見抜いて、しかもショウが頑張ったら
彼女になってくれるという、こんな天使のような人間いるのかしら
と思わせる人です(口は悪いけどね)
ショウにアケミさんがいるように、
霞が見えるゆっちゃんには、ゆっちゃんの友人の母であるキョウコさんが
心の闇をほぐして霞に頼らなくても生きていけるよう
手助けをしてくれます。
こういうふうに手を差し伸べてくれる、一見普通の人が
このお話の中ではとても光っています。
だけど、いつも必ず助けてもらえるのかというと、そういうわけでもないらしく
瞳はストーカーのようなシノブさんと、結局、結婚してしまうようなので
瞳はどうして救われないのかしら、
もしかしてお話には続きがあったりするのかしら、ともやもやが残りました。
でも、小説ってこのくらいの方が、いいのかもしれません。



月の裏に望む

月の裏に望む

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2018/10/01
  • メディア: Kindle版



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郵便配達人 花木瞳子が盗み見る [活字中毒のトモ]


郵便配達人 花木瞳子が盗み見る (TO文庫)

郵便配達人 花木瞳子が盗み見る (TO文庫)

  • 出版社/メーカー: TOブックス
  • 発売日: 2014/10/01
  • メディア: Kindle版


発言小町 で「二宮敦人の本を読んで泣いた」というトピックを見かけて
二宮敦人さんの作品を読んでみたくなりました。
探してみたところ、Kindle Unlimited で読めたのが、この本でした。
ですがこの「花木瞳子」シリーズは、ミステリーで
決して「泣ける」ようなお話ではありませんでした。

主人公の花木瞳子は、郵便配達人です。お酒が大好きな彼女は、
ほぼ毎日、おでん屋「さなえ」で常連と飲んだくれながらも
翌朝にはすっきりと酔いを醒まして、バイクに乗り
元気に手紙を届けています。そんなある日、彼女はある家に
家主と同じ名前の差出人から郵便が毎日届けられていることに気づきます。
好奇心にかられて、配達すべき封書の中身を盗み見てしまう瞳子。
でも、そこに書かれていたのはたったの一行。「あなたは誰ですか?」でした。

罪のない人が何人も死ぬ、後味の悪い作品でした。
泣けるどころか、まったく惹かれないお話でした。
今なら「最後の医者は桜を見上げて君を想う」も
Kindle Unlimited でダウンロードできるので
こちらを読んでみるべきだったかも。
読む順番を完全に間違ったようです。

ただ、読み進めていくうちに引き込まれるというのは、
小町のトピ主が書いていた通りで
私はこの本を飛行機の中で読みましたが、時間を忘れて読みふけりました。
飛行機の中で読む本としては、合っていると思います。
ただ、グロテスクな描写が多いので、そういうのが苦手な方にはお勧めしないです。



郵便配達人 花木瞳子が望み見る (TO文庫)

郵便配達人 花木瞳子が望み見る (TO文庫)

  • 出版社/メーカー: TOブックス
  • 発売日: 2017/05/01
  • メディア: Kindle版




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新年おめでとうございます [つれづれなるままに]

新年、明けましておめでとうございます。
今年も皆様にとって、よい 1 年になりますように。

年末に娘が帰省して、久しぶりに家族 3 人で過ごしています。
洗濯物の量が思い切り増えました。
あと娘は運転免許を取得したので、命を懸けて運転の練習に付き合っています。
初詣も、彼女の運転で行ってきました。
神社にたどり着けるかどうかに、今年の命運をかけるとか・・・どうなの。

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今年のオードブルは、那覇市内にある居酒屋「食彩館」にお願いしました。
近所の居酒屋さんということもあり、自分で受け取りに伺ったので
配送トラブルもなく、無事に食べ放題のお正月を迎えることができました。
彩りがきれいで、揚げ物少なめのオードブルです。
お寿司もついて、良心的な価格なのがありがたいです。
これだけのお料理を自力で作るとなると、手間とコストが半端ないです。
沖縄のオードブル文化、大好き。
だけど毎年、美味しいオードブルを探すのは、なかなか大変です。
なぜか「来年もここのオードブルを頼みたい!」と思えるお店は
滅多にありません。あっても、値段を吊り上げたり、店自体つぶれてしまったり。
美味しい料理を出すお店に聞いてみても
「オードブルは大変なので注文を受けません」
と断られることが多いです。まあ、自分で作るのも大変ですから
店側もやっぱり大変なのですよね。
来年は自分で作るか・・・いや・・・ないわ。



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