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ユダヤの教え タルムード説話集 [活字中毒のトモ]


ユダヤの教え タルムード 説話集

ユダヤの教え タルムード 説話集

  • 作者: あまま
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/08/02
  • メディア: Kindle版


ロシアを中心に国際情勢にめっぽう詳しい北野 幸伯さんが
彼の発行するメルマガ「RPE ロシア政治経済ジャーナル
の中でタルムードをお勧めしていたので、
本書を Kindle Unlimited でダウンロードして読んでみました。
著者はあままさん。
note に この方のページ がありますが、経歴などは分かりませんでした。

ユダヤ人が語り継いできた説話を 20 種類紹介する本です。
タルムードというのは、
古代ヘブライ語で「学習」「研究」を意味する言葉だそうで
ユダヤの母親は小さい頃から子供にヘブライ聖書やタルムードを
何度も繰り返し読み聞かせ、登場人物や動物などの取った行動に対して
「あなたならどう行動する」「どう思う」と問いかけるのだそうです。
子どもが答えると「それはどうして?」とまた問いかけ
子供に常に考えさせて、人生の困難が来たときに、
アイデアや工夫を子どものころから導き出せるように教育しているのだとか。
そうして子どもたちは「リスク分散」や「リスク・コントロール」を
自然な形で覚えていくそうです。
なにごとも、小さい頃からの刷り込みが大事だと。同感ですね。

説話はどれも短くて分かりやすいです。
ですが確かに、最終的な落ちが分からないまま「さあどうする?」で
終わっているお話もあり、20 話分考えながら読みました。
こんなの小さな頃から聞かされていたら、
そりゃ一般人とは違う角度で物事を考えるようになるし
リスクヘッジも上手になるよな、と思いました。

説話を読みながらなんとなく、マイケル・サンデル教授の
これからの「正義」の話をしよう -- いまを生き延びるための哲学
を思い出しました。そういやサンデル教授、ユダヤ系の人でしたね。
究極の場面を出してきて「さあ、どうする?」と問いかけるのは
タルムードの基本だったのですね。

ヘブライ聖書ほど現代のビジネスマンにとって役立つ書物はない
とも書いてありました。
宗教には全く興味はないのですが、
生きていくうえでのヒントを得られるかもしれません。
ヘブライ聖書も読んでみようかな。



ユダヤの教え タルムード 説話集

ユダヤの教え タルムード 説話集

  • 作者: あまま
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/08/02
  • メディア: Kindle版



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